アフロビートの父、フェラ・クティを讃えるイベントが東京へ初上陸
FELABRATION TOKYO 2024

ナイジェリアを代表するミュージシャン／社会活動家、そしてアフロビートの父として知られるフェラ・アニクラポ・クティ。その偉大なるレガシーを讃えるために、ナイジェリアで毎年開催されてきた音楽フェスティバル「Felabration」がこのたび東京に初上陸し、2024年10月24日、「FELABRATION TOKYO 2024」が開催されます。
 
フェラ・クティの娘イェニが立ち上げたFelabrationは、1998年よりナイジェリアから始まり、世界各地で開催されてきました。これまでに、フェラ・クティの息子フェミ・クティ、ヒュー・マセケラなど名だたるミュージシャンが出演。ナイジェリアの運営母体による公認を得たものはアジアでは数少なく、このたび大阪に次ぎ、初めて東京が加わりました。
 
「FELABRATION TOKYO 2024」のキービジュアルは、フェラ・クティのアルバムのカバーアートを多数手がけたアーティスト、Lemi Ghariokwuが担当。“アフロビートの父”のスピリットをイベントに吹き込みます。
 
ライブのヘッドライナーは、R.S.J Collectivesが務めます。この総勢20人のビッグバンドを率いるのは、2000年代から東京でアフロビートを盛り上げてきたKingdom☆AfrocksのフロントマンNAOITOと、同時期にニューヨークのシーンの一翼を担ったAkoya Afrobeatのドラマー、Yoshio Tony Kobayashi。Africa 70のクラシックからEgypt 80の大曲まで、アフロビートの必聴曲をパワフルに演奏します。
 
ニューヨークからは、パーカッショニストのYoshi Takemasaが出演します。2000年代に当地で巻き起こったアフロビート・リバイバル・ムーブメントの中心的バンドAntibalasに参加するとともに、自身のバンドAkoya Afrobeatをリード。さらにフェラ・クティの生涯を描いたブロードウェイミュージカル「Fela!」に立ち上げ時からツアーまで出演するなど、キャリアを重ねてきました。

 東京開催にあたって、2012年から10年以上にわたり大阪でFelabrationを主催してきたアフロファンクダンサーAya Ifakemi Yemも出演。エントリー形式のダンスバトルを繰り広げます。

スペシャルゲストで出演するのは、1990年代末からFIRE BALLの一員として日本のレゲエシーンを熱くしてきたDeejayのChozen Lee、ジャズ・ソウル・北インド古典音楽などを融合した独特のスタイルを持つロンドン在住シンガー、Ayanaら。シンガー有坂美香は、子供から大人まで数十人からなる大所帯コーラスグループThe Sunshowersを率いて出演します。
 
日本や海外のアフロビートを知り尽くす実力派から、独自のスタイルを追求し続ける個性派ミュージシャン、エネルギーと可能性に満ちた若手パフォーマー、そして歌を愛する子供たちまでーーFelabrationの名のもとに、さまざまな世代やジャンルのパフォーマーが垣根を超えてコラボレートします。アフロビートの持つ強烈なグルーヴと熱気にあふれ、フェラ・クティのメッセージを未来につなぐ、記憶に残る一夜となるでしょう。